年末から販売開始していたミニチュア用ドレス販売も、一気にやって徐々に終了している。
年明けから、ゆっくり進行しようと思っていた新作も、なかなか腰をあげられず、今に至っている。そろそろやるか、としかしお茶を飲めば、またひと休みで、幸せなお正月の休みモードからなかなか抜けきれない。
衣裳制作
人形には、なるべく本体を見せて欲しいとよく言われる。もちろん自分でもそう思うし、そのほうがより心理的なものも加味されるように思う。
覆われる事は、すなわちそれ自体を隠してしまうように思える事が有るからだ。しかし、覆われるという神秘性も私の中では重要で、心の隅からちょっと待てと声を掛けてくる。
そしてどちらとも無く、どちらともとれるようなものに仕上がって行くのかも知れない。
私の欲しいものは絶対両極端なものだ。どちらも強烈で鮮烈でありたい。心ではそう感じる。だけど、どうしても目の前の3次元の存在は、常にそれを甘い砂糖でまぶし、リボンのついたビニールで包んでしまう。それは美しく安心して見えるけれど、中ではいつも血が噴き出しているのに。でも、よく考えてみると、それが私の愛する形であり、一番癒され楽しませてくれるものなのかも知れない。身体は無意識に自分をわきまえる。
そうして、またきょうも衣裳を考える。記憶は蘇り、形を変化させ、また甘いお菓子で脳をプリンで満たしてしまうのだろうか?ちょっとワクワクするけれど、作業には時間が必要でそれを考えるとちょっと憂鬱になってしまう。1月も後半になりつつある。休まないで頑張ろう。